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京都 五山の送り火

実家から、東山如意ヶ岳の大文字↓が見えるYO!

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www.kyoto-np.co.jp


京都では、この五山の送り火をもって

一連のお盆行事が、ひとまず終わりを迎える。

昔は、12コくらいの文字が灯されていたらしい。


実はこの送り火という、京都の風習

その起源は定かではなく、古くは平安時代とも言われている。


午後8時ちょうどに、東山の「大文字」が点灯されて以降、

午後8時5分に、松ヶ崎の「妙」「法」、

午後8時10分に、西賀茂の「船形」、

午後8時15分に、大北山の「左大文字」、

午後8時20分に、北嵯峨の「鳥居形」、

と、順番に灯されていく。


灯されている間は、市内各地の寺社で

精霊送りの読経がつづき、お線香が焚かれている。

その祈りの声と、お線香の煙に送られて

ご先祖さまたちは、山に灯る炎から

また、仏の世界へと帰って行くと言われている。


毎年、こうして、各山に火が灯る様は、

京都の夏の終わりが近いことを教えてくれるのだ。


東日本大震災の折、そこから出た廃材を

京都の送り火で燃やして欲しいというニュースがあった。

被災地の想いは、京都でも痛いほどわかるが、

京都市は断腸の思いで、その申し出を断らざるを得なかった。


実は、送り火の薪は、1年以上かけて用意されるのだ。

だもんで、

被災した年の夏に燃やすことは、不可能だったわけだ。


それは、

山の急斜面で火を30分近く、

ずっとずっと、火を燃やし続けなければならないことから

「完全に乾燥が終わった木」

で、なければならないからなんだ。


京都市内の盂蘭盆会の御霊を送るための火なので

本来は、地元密着型仏教行事であることから

地元の寺社などで祈祷がなされている木であること。


などなど

まぁ、細かい事情がいっぱいあったわけだ。

 

だから、報道はされてなかったけれど

そんな事情を知らず、送りつけられてきた沢山の木を

ちゃんとしっかり乾かして、仏さまに捧げて読経したのち

翌年の送り火で燃やしたというのが、地元の想いだった。


どうせ燃やすんだから、気持ちよく燃やしてやれや!!とか

京都のヤツは、ほんと意地悪でお高くとまりやがって!!とか

被災者の気持ちを踏みにじるな!!だとかって

 

一様に京都市民は、

関西圏外の人々から色々批判されていたけど、

今頃ではあるが、裏事情を語ると、

まぁこんな感じだったわけ。


「そんなこと言わはっても、無理なもんは無理どすわ~」

「お気持ちは、よぉわかりますんやで~、そやけど無理なんですわ~」


としか、言わず、

背景や裏の事情を話そうとしなかった

京都人もどうかとは思うが。。。 笑

 

まぁ、基本的に「いけず」なんは否めない。

けど、

この場合は「いけず」というよりは、

京都人らしい「奥ゆかしさ」が

裏目に出てしまったんだろう。。。

 

・・・ということにしておこう 笑

 

しかしまぁ、

昨今の送り火の日は、

そんな風流さや、盂蘭盆会のかけらもなく、

花火大会かなんかのイベントよろしく、観光客が

どっと押し寄せる。。。

 

観光地なので、それは仕方ないとしても

せめて、『御霊を送る』という気持ちをもって

送り火祈りを持って、見送って欲しいもんだわ、、、

 

と・・・
今年もクーラー効かせた涼しい家の中で

よく冷えた麦茶片手に、

だんなさまとふたり、

TVの大画面に映ってよく見える、送り火の特番と

 

信じられない  熱風と、アホほどくっそ  蒸し暑いなか、

無様なほど着崩れた  浴衣姿に、

慣れないために鼻緒ずれしたまま 下駄はいて

あまりの人の多さに 身動きとれなくなって

浴衣の帯にまで、汗だくのシミをつくって

右往左往している、現地の観光客たちの

もはや悪意とバカにした気持ちしかないw 大変そうな様子

を、

テレビでのんびりみながら

手を合わせる

アテクシでありました。。。(-人-)ナムー

 

・・・これが、本当の・・・

京都人の いけずの 真髄よwww

 

 

 

 

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